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2016年12月02日

北海道新聞12月2日朝刊「朝の食卓」

完全燃焼の濁川 - さとう努
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 本業が落ち着く時期に合わせるかのように、温泉関係でさまざまな依頼をいただくようになり、ありがたく思う今日このごろ。最近では渡島管内森町からの依頼で開催した、濁川温泉での温泉ソムリエ認定セミナーが強く印象に残っている。6月に個人で認定セミナーが開催できる温泉ソムリエの「師範」に認定され、その直後に依頼をいただいていたものだ。
 濁川は私も過去に何度か湯めぐりで訪れている場所。アブラ臭が特徴の好きな温泉地の一つ。その濁川の魅力をもっと伝えたいということで、主催者側もセミナーの告知を強力に推し進めてくださった。そして11月12日、「師範」として初めてのセミナーに臨んだ。
 当日は森町や函館からの参加が多い中、遠く青森から受講しに来た方もいた。4時間に及ぶセミナーは、受講者の方々の反応がよく、緊張というよりは、むしろこちらが楽しませてもらった感すらあった。この日、20人の新しい温泉ソムリエが誕生した。素晴らしい経験をさせてくださった森町の方々やスタッフには、感謝しきりである。
 セミナーの翌日は、町で用意してくれた車で濁川観光。高台からの濁川の眺めや地熱発電所に感動し、ランチはご当地グルメの「森らいす」をいただいた。惜しむらくはこの日、湯めぐりができなかったことか。初のセミナーで燃え尽き、達成感からか、晩の懇親会はいつもより酔いがまわったこともあり、しばらく休憩室で横になっていたのは、ここだけの話…。(温泉ソムリエ・ニセコ)  

Posted by トム at 07:00Comments(0)掲載・出演等朝の食卓