移住者トム@ニセコ・アワグラスの：楽我記

　ミスターと言っても、長嶋さんでも鈴井さんでもなく、ミスターコンサドーレのことなんですがね。曽田雄志選手が今季限りで引退とのこと。ん～残念！

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/200619.html

　2001年、岡田監督率いる当時J1のコンサドーレ札幌に入団。で、そのままコンサ一筋9年間。昨年、ひざの手術をし、この夏にサテライト戦で公式戦復活を遂げたものの、その後もなかなか思わしくなかったんですね。彼はもともとFWの選手でしたが、その身長と跳躍力から空中戦に強かったため、入団の翌年にはDFにコンバートされたわけですが、まぁ慣れないポジションでの当初はファンタジーなプレーも多く、我々サポーターを悩ますこともあれば、セットプレーなどで得点を重ねてはサポーターを喜ばしてくれることもありました。2007年には持ち前の空中戦の強さで、不動のセンターバックとしてJ1昇格にも貢献。まぁ良くも悪くもですね、その呼びやすい名前から「ソダー！」とやじられたり激励されたりすることも多かったわけですが、一部サポーターからは「ネ申」「ソダン」「ヨン様」などとも呼ばれ親しまれてきました。負けてる試合で後半の残り時間が少なくなると、パワープレーでDFの曽田を最前線に上げて得点を狙いにいくこともよくあり、その戦術はいつしか「ソダン大作戦」と呼ばれるようになりました。今季はDFが不安定で負けることが多かっただけに、彼の復帰を心待ちにしていたのは、私だけではなかったはず。コンサの黄金期を知る選手がチームを去るのはナンとも寂しい気持ちです。29日のホーム最終戦、ちょっとでも試合に出られないものか。最後の最後だもの。もう一度、曽田雄志の勇姿が見たい。

　←まずは一押し！

　画像は昨年4月2日のvs川崎フロンターレ戦。後半、交代枠を使い切った後にGK高木がレッドカードで退場となってしまったため、急遽、DFの曽田選手がゴールマウスを守ることに。ま、この後、結局最後まで彼のところにボールは飛んでこなかったんだけど、この試合で彼は公式戦で全ポジションを経験したことになりました。まぁこれが見られたのが、今となっては良い想い出です。